今日、多くの人が足を弱らせ、足のトラブルや体調不良を招いています。 特に大きい靴やかかとの柔らかい靴は、靴の中で足が動いたり傾きやすいため、趾を使った蹴り出しが阻害され、それによって、足の筋力を弱め、歩行バランスを崩す悪循環に陥ります。 |
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2本足で歩行するヒトの足は、全体重を支え、歩く、走るという働きに機能的に適応するために足底に3つのアーチ構造が形成されています。
それぞれのアーチは筋肉や靭帯で構成され、次のような役割を果たします。
◆足を蹴り出す力(バネ)
◆衝撃や負担の吸収
◆足底の筋肉や、血管、神経などの保護
(※2) |
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※3 元々、かかとは内側に傾きやすい構造(回内)になっています。 |
足筋力の衰えによる開張足等は、遺伝・生活環境・運動不足・足に合わない靴などの理由によりますが、根源的には足が内側(回内)や外側(回外)に傾くことによる歩行バランスの悪化です。
かかとを支える踵骨は、足の中央より外側に位置し(※2)、内側には土ふまずの空間があり、そもそも内側に傾きやすい形状となっており(※3)、70%以上の人が大なり小なり回内足の状態といえます。一定以上傾いた過回内(かかいない)の人は歩行バランスが悪化し、足や体への弊害が増大します。
回内足等の不安定な足元のバランスを正常な状態にサポートし、足や体の不調を予防改善するのが矯正インソールの役割です。
@多くの人が、自分の正しい足サイズを知らないために間違ったサイズの靴を履いています。
インソールは足に合った適切な靴での使用がより効果を高めますが、足に合っていない靴においても歩行改善のためにインソールの使用をお勧めします。
Aサンダル・ミュール等かかとに‘ふち’のないタイプも、インソール裏側に付いている面ファスナーで固定、快適に使用できます。
B既に靴の中にアーチサポート用の凹凸のインソールが入っている場合は、取り外して入れ替えます。
C靴のサイズが小さすぎて内部に余裕がない場合でも調整を加えて可能な場合があります。ご持参時に判断させていただきます。